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鍼灸師に聞く、夏に向けて気をつけたい食事&生活の工夫 ~蝦夷梅雨編~

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くらす

更新日:2018.06.15

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本州の方からは梅雨入りの便りが届く季節になりました。

この時期も過ごしやすいのが自慢の北海道のはずですが、

最近は気温も湿度もどんどん上がっているような気がします。

本格的な夏を前にどんな点に気をつければ

もうすぐやってくる暑さの厳しい時期を元気に過ごせるのでしょう?

ニイハオ鍼灸院院長・佐久間敬三さんにお話を聞きました。

 

■蝦夷梅雨の時期に大切な「湿」を体から追い出す工夫

 

「北海道の初夏と言えば、ライラックが咲いてカラッと気持ちのよい季節のイメージがありますが、最近では『蝦夷梅雨(えぞつゆ)』という言葉もよく聞かれるように。雨が続いたり蒸し暑い日も多いですよね」と佐久間先生。本当にそうですね。

 

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そもそも「梅雨」とは日本特有の長雨シーズン。湿気の多いこの時期は体に「湿(しつ)」という邪気が貯まりやすいとされるんだそう。湿が貯まると脾臓(ひぞう)・胃に負担がかかり、消化器機能が落ちて疲れやすくなるため、体から湿を追い出す工夫が必要になるそうです。

 

そのために大切なのは適度に体を温める食材をとり、汗をかくこと。「ただでさえムシムシするのに体を温める食材だなんて…と思われることでしょう。でもしっかりと汗をかいて、体に貯まった湿を汗として追い出すことが、蒸し暑いこの時期には大切になってくるんですよ」と佐久間先生は教えてくれました。また、体にやさしく消化のよい食事を心がけることで胃腸を健康に保てば、湿が貯まりにくい体になれるそう。この時期にオススメの食材にはこんなものがあるそうですよ!

 

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★「湿」を体から除く食材

瓜類(きゅうり、かんぴょうなど)、ハト麦、大麦(麦茶でOK!)、小豆、とうもろこし、さやえんどう、スナップえんどう、あさり、海苔、昆布、もやし、アスパラガス、こんにゃく、セロリなど

★体を温める食材

ネギ、生姜、しそ

★消化を助ける食材

しそ、パセリ、セロリ、パクチー(コリアンダー)、お茶

 

「体を温める食材」というとぱっとトウガラシを思い浮かべますが、トウガラシによる温まり方は実は瞬発的なもの。ネギ・生姜・しそと合わせ相乗効果を狙う使い方がベストだそうです。そういえば、中国の中でも特に高温多湿な四川地方の代表的料理・麻婆豆腐や海老チリには、ネギとトウガラシが組み合わさって使われていますものね。

なお、甘いもの・冷たいものの摂りすぎは胃腸の働きを弱らせるため、ほどほどにするよう気をつけた方がいいそうです。

 

■急な雨などで体を冷やした時は、熱めのお風呂で体を温めて!

 

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もう一つ、この時期に気をつけなければいけないのが、外出時に急な雨などで濡れて、体が冷えてしまった時なんだそう。「雨に濡れて体が冷えると、体に『寒』と『湿』、両方の邪気が貯まることになります。寒と湿が合わさった冷えはべたっと体に絡みつき、体を回復させにくくすると言われるため、特に要注意ですよ。その日のうちに熱めのお風呂にしっかり入って体を温め、リカバリーしておくことが大切です」。湿や寒が体に居ついてしまうと、冬の寒い時期になって体に悪さをすることもあるため、持ち越さずに早めに追い出すことが大切なんですって。

 

ともあれ本格的な夏が始まる前にしっかりと湿を除く対応をして、元気いっぱいで夏を迎えたいものですね。次は本格的な夏の時期に気をつけたいことをお聞きする予定です!

 

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■ニイハオ鍼灸院

住所:札幌市白石区栄通8丁目2-6

電話番号:011-853-2180

診療受付時間:月・火・木・土10:00~19:00、水13:00~19:00、日10:00~16:30

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※予約制。HPからの予約も可

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