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鍼灸師に聞く、真夏に気をつけたい食事&生活の工夫 ~真夏編~

読みもの

くらす

更新日:2018.08.03

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鍼灸師さんに聞く季節ごとの注意点、今回は真夏編です。

お話を聞かせてくれたのは、ニイハオ鍼灸院院長・佐久間敬三さん。

中医学の観点からの健康の工夫はなかなか興味深いですよね。

 

■真夏に気をつけたいのは「体に熱をこもらせない」こと

 

前回、蝦夷梅雨の時期に気をつけたい食事や生活の工夫をお聞きしたのに続き、今回はいよいよ夏となった時期に気をつけたいポイントについてお話を聞きました。北海道といえども、近年ではビックリするくらい気温の高い日も多いもの。夏バテを防ぐためにもどんな工夫をすればよいのでしょうか。

 

佐久間先生に質問すると、返ってきたのは「何といっても体に熱をこもらせない、こもった熱を冷ますことですね」というお返事。日中の暑さが体の中にこもると、夜の寝苦しさにつながるそう。体を冷やす作用がある夏野菜や夏が旬のフルーツを摂ることで、こもった熱が下がるそうです。特に昼食や夜の食事でとるのがいいんですって。

 

 

★体にこもった熱を冷ます食材

ゴーヤ(にがうり)、きゅうり、レンコン、トマト、レタス、スイカ、バナナ、キウイフルーツ、ハッカ、豆腐

 

ビールにも体を冷やす作用があるので夏の晩酌にはオススメ。ところでジンギスカン(=羊肉)は体を温める作用が強いため、夏にジンギスカンを食べる時にビールを飲むのは「合理的」だと言えるそうですよ。なんだか嬉しくなっちゃいますね(笑)。もちろん麦茶も夏にとってもオススメの飲み物とのことです。

 

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また、汗をかくことは大事だけれど、かき過ぎることでエネルギーや電解質が失われてだるさや体調不良につながるそうなので、こんな食材もオススメだとか。

 

 

★汗の出過ぎを抑える食材

マンゴー、梅、グレープフルーツ、レモン、あんず、トマト

 

基本的に「夏に採れる酸味のある食べ物」の多くは汗の出過ぎを抑えてくれるので、1日1個程度の梅干を食べるのもいいみたい。夏に梅酒を浸けるのも、暑い季節を健康的に乗り切る昔の人の知恵なのかもしれませんね。

 

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■水分の一気飲みやエアコンによる体の冷えにも注意して!

 

夏に水分補給が大事なことは言うまでもありませんが、水を一気にゴクゴク飲んでしまうと体内の電解質バランスが崩れて体に負担がかかる心配もあるそう。体全体に浸透させるイメージでなるべくゆっくり飲むようにするとよいそうです。特にお子さんの場合、喉が渇くとどうしても一気に飲み干す傾向があるので、小さいコップに入れて何度かお代わりさせてあげると飲むスピードをダウンさせてあげられます。喉の渇きを抑える食材を摂るのも効果的。

 

 

★喉の渇きを抑える食材

トマト、キュウリ、スイカ、メロン、桃、レモン、ミカン、葛(くず)

 

夏の野菜や果物で、かつ水分の多いものは、喉の渇きを抑える効果があるものが多いので、お子さんのおやつにスイカをキューブにして出すのもよいアイデアかもしれませんね。葛や寒天に滋養のある黒蜜をかける和の甘味は実はかなりのスグレモノ。夏のスイーツはアイスクリームだけではなく、たまには葛切りやみつ豆をチョイスするのもよさそうですね。

 

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そして、最近では北海道でもだいぶ冷房が普及してきて体を冷やしやすくなっている傾向が。体がだるい、肩が重いといった症状には冷やし過ぎが原因であることも多いそうです。設定温度に気をつけたり、ネギをはじめとする体を温める食材を積極的に摂ったり、何日かに一度でもしっかりと湯船に浸かる日を作ったりして、元気に乗り切っていきましょう。

 

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ところでお話を聞かせてくれた佐久間先生は実はもともと薬剤師。東洋医学と西洋医学、両方の知識に基づいたお話を聞かせてくれるのでいつもとても参考になります。ご興味のある方、健康に心配事のある方は気軽に相談してみてくださいね。

 

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■ニイハオ鍼灸院

住所:札幌市白石区栄通8丁目2-6

電話番号:011-853-2180

診療受付時間:月・火・木・土10:00~19:00、水13:00~19:00、日10:00~16:30

休診日:金曜・祝祭日

※予約制。HPからの予約も可

http://www.nihao-s.com/shinryo/