LIFE STYLE CLUB

お月見シーズンももうすぐ。酒専門店「銘酒の裕多加」で聞いた、和菓子に合うお酒

読みもの

たべる

更新日:2017.09.25

10

 

今年の「中秋の名月」は10月4日。

夜空を眺めるのが楽しみな季節になりました。

お月見と言えば和菓子(かな!?)。

今年は例年とはちょっぴり趣向を変えて

お酒と合わせて楽しんでみませんか。

日本酒を中心に種類豊富なお酒を揃える専門店で

お薦めを聞いてみました。

 

■お酒とおつまみ。特徴的な味や香りに共通点があるものは合わせやすい!

 

9月に入り、トンボが飛び交う様子があちこちで見られるようになりました。夜、空を見上げると月がキレイで「十五夜はいつだっけ」と気になります。調べてみたら今年の「中秋の名月」は10月4日だそう。その頃には朝晩だいぶ冷えていそうですね。

 

さて、お月見と言えばお団子、お団子と言えば和菓子。今年のお月見では、大人らしく(?)、お酒と合わせてみたいなと思い、酒専門店「銘酒の裕多加」で「和菓子に合うお酒」について教えてもらいました。お話を聞かせてくれたのは熊田カリンさん・理恵さんご夫妻。カリンさんはアメリカ人ながらも日本酒の知識が非常に豊富で、国内外で日本酒セミナーの講師も務めるとびっきりのスペシャリストです。

 

01

▲左はカリンさん。手にしているお酒はカリンさんプロデュースの「ぺん吟」(720ml1550円、1800ml3100円)、右は理恵さん、手にしているお酒は「裕多加スペシャル(純米大吟醸)」(720ml1750円、1.8L3500円)

 

熊田さん夫妻はまず「和菓子に合う飲み物と言えば、抹茶が代表格でしょう。抹茶が持つ苦みや渋みが和菓子の甘さを引き立てるんですね。けれど、お酒にとって一般に『苦み』はあまり好ましい味覚ではないんです。また、赤ワインに特徴的な強い渋みは、和菓子の繊細さを打ち負かしてしまうし。ちょっと難しいなあ」と顔を見合わせてニッコリ。

 

それでも「例えば香ばしい醤油だれのお団子ならば、少し熟成が入りキャラメルを思わせる風味を持つ、『乾坤一(けんこんいち)』の純米酒なんて合うんじゃないかな。羊かんにも合いそう。同じ乾坤一の大吟醸も、和三盆を感じるような上品な風味で澄み切ったキレがあり、上質の上生菓子に合いそうですね。乾坤一のお蔵元は伊達政宗お膝元、宮城県の大沼酒造店さんで、創業は正徳2年(1712年)。社長さんご自身、和菓子が大好きなんですよ」と教えてくれました。

 

02

▲「乾坤一 純米」(720ml1242円、1.8L2484円)(大吟醸は720ml3132円)

 

「ワインなら、さっぱりしたデザートワインが合いそうですね。千歳ワイナリーのRESIRA シリーズがお薦め。ケルナースイートのオレンジピールのような風味や、ケルナーミディの白桃やシトラス系の風味は、和菓子の美味しさを引き立てると思います」

 

03

▲「RESIRAケルナースイート」(500ml1430円)、「RESIRAケルナーミディ」(500ml1470円)

 

「最近はやりの『オレンジワイン』もなかなか良いかもしれません。オレンジワインというのは、ロゼに似た製法で白ワインに近い味わいながら、酸味とほのかな苦みが爽やかです。原料? もちろんブドウです。色が美しいオレンジなだけで、オレンジやミカンを入れる訳じゃありません(笑)。それから、おはぎのように小豆の味が力強い和菓子なら、ピノノワールでもいけるかも!」

 

04

▲「Small Forest オレンジ シラーズロゼ」(750ml4320円)

 

「リキュールなら、酸味のある梅酒やゆず酒を、炭酸の苦みで合わせるのがお薦め。つまり炭酸割りですね! 特に、落雁など甘くてパリッとした干菓子に合うと思います」

 

05

▲「鶴梅 柚子」(720ml1566円、1.8L3132円)、「鶴梅 すっぱい」(720ml1296円、1.8L2529円)、「鶴梅 完熟」(720ml1080円、1.8L2160円)

 

 

■お酒の楽しみ方をより深く広くしてくれる裕多加。秋だけのお酒「ひやおろし」にも注目を

 

ところで9月から10月末にかけては、秋の日本酒「ひやおろし」が入荷する貴重な時期なんですって。ひやおろしというのは、寒い冬に仕込んで春先に搾ったお酒を、ひと夏の間熟成させたもの。カドが取れて丸みが出て、円熟味のある味わいが特徴なんだそう。ほとんどの銘柄は年1度っきりの入出荷なので、売り切れたらまた来年秋まで味わえません! 秋だけの貴重な限定酒もぜひ味わってみたいですね。

 

06

 

07

 

裕多加さんの素敵なところは、単にお酒を売るだけではなく、造り手の思いをとても大切にしていること! それぞれのお酒がどんな地方の蔵元で、どんな思いで造られているのか、質問すれば親切に教えてくれるんです。他店ではなかなか手に入らない貴重なお酒もたくさんありますし、もちろん、どんなお酒を飲みたいかの相談にも丁寧に乗ってもらえます。

 

08

▲「ロゼの日本酒」だなんて初めて見ました! 古代米を使って美しいバラ色に仕上げているんですって。「六歌仙 ひとときロゼ」(180ml・432円)は、シャンパンのような製法の甘酸っぱい微発泡酒

 

店内に並ぶのはお酒だけでなく、こだわりの調味料やおつまみも。秋らしさを感じる素敵な酒器もありました。お酒タイムをより楽しく心豊かにしてくれる、銘酒の裕多加。ぜひ足を運んで、お気に入りの一本を見つけてみてはいかがでしょう。

 

09

 

11

 

 


 

 

◆銘酒の裕多加(ゆたか)

札幌市北区北25条西15丁目4-13

011-716- 5174

営業時間/月~土曜10:00~20:00、日曜・祝日10:00~19:00、無休

http://www.yutaka1.com