LIFE STYLE CLUB

食材のムダを減らす工夫、ちょっぴり意識してみませんか?

読みもの

たべる

更新日:2018.02.13

Row of assorted old wooden kitchen utensils lying on a grungy cracked wooden surface in a country kitchen

 

日々の生活の中でどうしても出る余り食材…。

もったいないなあと思いながら、

ついつい処分してしまいがちですよね。

そんな中、最近耳にしたのが「フードサルベージ」という言葉!

楽しみながら食品のムダを減らすための考えについて

「サルベージプロデューサー」の資格を持つ、

お米専門店ocoge店主の佐藤勇一さんに話を聞きました。

 

 

■食材を「使い切る」ことで地球環境にも家計にもやさしく

 

賞味期限・消費期限が過ぎてしまったり、使い方がよく分からなかったり、味に飽きてしまったり…。日々の生活の中で食材を持て余しまうことって、どうしてもありますよね?

「そういったものを捨てる時、『もったいない』って思うし罪悪感もあるけれど、何かしら理由をつけて捨ててしまうことに…。そんな時、知人が『フードサルベージ』という団体を立ち上げて『サルベージ・パーティ』というのを開いていたのを見て、楽しそうだなと思ったのが、私がサルベージプロデューサーの資格を取得したきっかけです」と、ocoge店主の佐藤勇一さんは話します。

 

01

 

「フードサルベージ」というのは、「食材(フード)を救う(サルベージ)」という意味。食品ロスの問題に対して楽しくポジティブに関わろう、というのが基本的な考えで、セミナーやイベントを通じて食材について学んだり、フードサルベージに詳しいシェフを招き各家庭で眠っている食材を持ち寄って料理をする「サルベージ・パーティ」を行ったりもするそうです。

 

02

 

「余ってしまったそうめんをくだいて生クリーム、チーズで煮てリゾットにしたり、高野豆腐を肉に見立てて回鍋肉にしたり、ちょっとしたアイデアで、半端に余った食材が魅力的な料理に生まれ変わったりするんですよ」と佐藤さん。食材を再利用したり、目先を変えて使い切るコツにはこんなポイントがあるそうです。

 

★砕く、切る、つぶす、固めるなど、形を変える。

★似たような食材を探し、置き換えてみる。

★味への先入観・既存概念を捨ててみる。試してみれば意外においしいかも!

★加工食品を味付けに使う。

 

特に、缶詰やレトルトといった加工食品はそれ自体が完成された味であるため、調味料や隠し味としても驚くほどいい味を出してくれることがあるんだとか。「レトルトの豚角煮から肉を取り出した残りを温麺と合わせるのもオススメ。ほかに、ジャスミン茶、コーヒー、ヨーグルト、イカスミなども、調味料としても結構活躍してくれるんですよ」

 

03

 

■楽しみながらできる食べ物をムダにしない工夫

 

佐藤さんによれば「サルベージパーティを管理している『フードサルベージ』でもレシピ本の出版も行ってはいますが、大事なのはレシピの通りに作ろうとしないこと。その通りにしようとすると、また何かしら『余り』が出ちゃったりしますからね(笑)。レシピはアイデアの参考にする程度で、自由に楽しむのがいいんだと思います」。

 

04

 

固い話になりますが、日本では年間約2,801万トンもの食品が廃棄され、食べられるのに捨てられているものは年間642万トン、そのうち家庭で捨てられるものは年間312万トンにもなるんだそう。例えば、スーパーで買い物をするときに「賞味期限が長い物を選ぶ」「形のよい野菜を選ぶ」ことをやめるだけでも、そういったムダを減らすことに大きく貢献できるそうです。

特に牛乳などは、ついつい賞味期限が長いものを選んでしまいがちだけれど、だいたい何日で飲み切るかを考えれば、そんな選び方をする必要はないんですよね…(反省)。また、輸送費をかけて遠方から運んでくる食材よりも、地元で作られた食材を選ぶことは、ムダを減らすために大きな意味合いがあることだそうです。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

お話を聞かせてくれる中で佐藤さんが繰り返し使っていた言葉は「楽しみながら」。毎日の中で「フードサルベージ」の考えをちょっぴり意識することで食材のムダを減らしていけば、家計の食費削減にも環境にもやさしい生活ができそうですね。

 

Mother with her daughter in the kitchen cooking together

 


 

■一般社団法人フードサルベージ

http://salvageparty.com

 

■ocoge(おこげ)

札幌市白石区東札幌2条2丁目4-31

011-799-4950

営業時間/11:00~18:30、日曜定休

https://www.facebook.com/ocoge.rice

https://www.garow.me/users/ocoge.rice