家時間のお供に、手作り梅酒を。
読みもの
たべる
更新日:2016.08.23

“おいしくな〜れ”。漬け込んだあとに変化していく様子を見ながら、飲み頃を待つ時間も楽しみ。
梅酒のことを知って、作ってみませんか。
梅のパワーで元気をチャージ。
からだに良いとされ、古くから日本人の食生活に取り入れられてきた梅。
もともと中国から伝わったといわれていますが、
シソの葉で赤みを出す梅干は日本独特のもののようです。
朝に梅干しを食べれば、一日無事に過ごせることを教える「梅はその日の難逃れ」、
「梅干しは三毒を消す」(三毒=食べ物の毒・血の毒・水の毒)など、
梅と健康にまつわることわざや言い伝えもいろいろあります。
梅酒もまた長く家庭で親しまれてきました。
昔は嗜好品ではなく薬用酒として飲まれることが多かったとか。
疲労の回復、食欲増進、便秘の解消、血流を良くする…、その効果は広く知られるところです。
その年に収穫した梅の実で、梅干しや梅酒などを仕込むことを
“梅しごと”というそうです。なんとも素敵な響きですね。
梅雨のある地方では、梅雨シーズンがくるとこの梅しごとが始まるのだとか。
市販のお気に入りを飲んだり、新たにおいしい銘柄と出会ったり。それも楽しいですが、
自分でつくる梅酒には、漬け込んで変化していく様子を見ながら
“おいしくな〜れ”と待つ楽しみも加わります。
仕事から帰ってひとりリラックスして過ごす夜に、
友達とゆっくり語らう休日に、手作りの梅酒がいい時間を運んでくれそうです。
作って、待って、飲んで、使いきって。
梅酒作りは、青梅、ホワイトリカー、そして氷砂糖を入れてというのが一般的。
周りにちょっと聞いてみたところ、何度か自家製しているという梅酒好き女子は、
ブランデーで漬けたり、黒砂糖を入れたりとアレンジもしてみたそう。
いろいろ試してみて、好みの味を見つけられるのも手作りする魅力ですよね。
飲むだけではなく料理の調味料としても万能で、梅酒から取り出した梅の実の活用方法もいろいろ。
たとえば小さく刻んでケーキに入れたり、ヨーグルトと合わせたり、ジャムにしたり。
青魚と一緒に煮ると、魚の臭み消しとしての役割もしてくれます。
作って、待って、飲んで、使いきって。
梅酒作りから、ていねいに暮らすことの楽しさも教えてもらえそうです。
お酒のプロが指南してくれる梅酒講座は、
知識を楽しく学んで、梅酒作りを体験できる機会。
“お酒が好き”“梅酒を作ってみたい”と集まった人同士、
自然に打ち解けられるような和やかな雰囲気です。
基本を知って、アレンジを加えてと、
毎年“梅しごと”を暮らしのイベントにするのも素敵ですね。
※梅酒は酒税法によってアルコール度数が20度未満のお酒でつくることは禁止されています。
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造り酒屋の杜氏から学ぶ 梅酒講座
9月3日(土)16:30〜18:00